2017年8月6日 (仮訳)中国産の新種Pseudocercospora picrasmicolaおよび新産種P. paludicola Zhai, F-Y., Liu, Y-G. & Guo, Y-L., 2016. Pseudocercospora picrasmicola sp. nov. and a new record of P. paludicola from China. Mycotaxon. Available at: http://www.ingentaconnect.com/contentone/mtax/mt/2016/00000131/00000002/art00010 [Accessed August 7, 2017]. 【R3-04274】2017/08/06投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国陝西省においてニガキに発生した菌を検討し、Pseudocercospora picrasmicolaとして新種記載した。 本種は分生子が嘴状で細胞毎に色が不等、隔壁が厚いことなどで特徴づけられた。 また、Persicaria chinensisに発生したP. paludicolaを中国新産種として報告した。 中国陝西省太白山 (新種) Pseudocercospora picrasmicola Y.L. Guo, F.Y. Zhai & Ying J. Liu 語源…ニガキ属に生息する 【よく似た種との区別】 Cercospora picrasmae 同じニガキを宿主とする 本種と異なり日本などにおける分布が知られている 本種と異なり分生子柄に隔壁を欠く 本種より分生子の幅がずっと狭い 本種と異なり分生子に嘴を欠く Pseudocercospora ailanthicola 同じニガキ科植物を宿主とする 本種と異なりAilanthus excelsaなどを宿主とする 本種と異なり葉に顕著な斑点を生じる 本種と異なり子座を欠く 本種より分生子柄のサイズが小さい 本種と異なり分生子柄が淡褐色 本種と異なり分生子柄に3-4つの明瞭な離脱痕を有する 本種より分生子のサイズがずっと小さい 本種と異なり分生子が淡い帯オリーブ褐色~暗オリーブ褐色ではなく帯オリーブ色~淡褐色 本種と異なり分生子の着色が細胞毎に異なるという特徴を欠く 本種と異なり分生子が嘴状ではなく頂部に向かって徐々に細まる 本種と異なり分生子の隔壁が厚壁ではなく薄壁 Pseudocercospora qinlingensis 同じニガキ科植物を宿主とする 本種と異なりAilanthus属植物などを宿主とする 本種と異なり宿主の葉の両面に結実する 本種より子座のサイズが大きい 本種より分生子柄が短い 本種より分生子が僅かに長い 本種より分生子の幅が僅かに狭い 本種と異なり分生子が淡い帯オリーブ褐色~暗オリーブ褐色ではなく暗色の帯オリーブ褐色~褐色 本種と異なり分生子の着色が細胞毎に異なるのではなく一様 本種と異なり分生子が嘴状ではなく円筒形で強く屈曲する 本種と異なり分生子の隔壁が厚壁ではなく薄壁 Pseudocercospora simaroubae 同じニガキ科植物を宿主とする 分生子形成細胞の長さの範囲が重なる 本種と異なりSimarouba versicolorなどを宿主とする 本種と異なり子座が小型のもののみを生じる 本種より分生子柄の幅が広い 本種と異なり分生子柄が時に分枝する 本種と異なり分生子柄の隔壁数が(0–)1–6 本種と異なり分生子形成細胞の分生子形成部位が不明瞭~やや明瞭 本種より分生子のサイズが小さい 本種と異なり分生子の着色が細胞毎に異なるという特徴を欠く 本種と異なり分生子が嘴状ではなく倒棍棒形~円筒形 本種と異なり分生子の隔壁数が3-11ではなく1–8 本種と異なり分生子の隔壁が厚壁ではなく薄壁 (アジア、中国新産種) Pseudocercospora paludicola (Speg.) U. Braun 【よく似た種との区別】 Pseudocercospora persicariae 同じイヌタデ属植物を宿主とする 本種と異なり葉の斑点が多角形でない 本種と異なり表在性の菌糸を欠く 本種より分生子の幅が広い 本種と異なり分生子が主に倒棍棒形 Pseudocercospora polygonicola 本種と異なりイヌタデ属ではなくミチヤナギ属植物などを宿主とする 本種と異なり葉の斑点が多角形でない 本種と異なり表在性の菌糸を欠く 本種より分生子の幅が広い 本種と異なり分生子が主に倒棍棒形